30冊の歴史、そして31冊目の感動〜10th ANNIVERSARY
昨夜はF1SCENEの10周年の記念パーティーを行った。
といっても関係者だけのささやかで小さなイベントだったが、
この日の為に遠く九州から駆けつけてくれた友人達、
仕事を放置して顔を出してくれたメンバー達。
みんなに改めて感謝!
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2004年、F1SCENEのスタートは順調で「10年?問題無いよ!」
当時の僕には10年は簡単に超えられる時間だと思えた。
だが何かを継続することがこんなにも困難で、
険しい道程だとは実際に走り出してみて思い知ることになる...

そう、地図で見ていた道が実際に走ってみると全く異なるように、
机上で想像していただけなのかもしれない。
時代背景もあったが、地図上では高速道路のはずが一般道路だったり、
峠道のような急勾配や、まるで泥濘のような悪路もあった。

その度、みんなでアイデアを出し合い、何とかクリアしてきた。
だが、それも日本とF1の関係が徐々に希薄になるにつれ、
思った方向に動きがとれなくなり、
時には渡りかけた河の激流に翻弄されながら流されるような、
そんなこともあった...
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何故頑張るか?自分でも不思議なのだが、これといった具体的な目標はただ一つ、
「10年続いたら本物だね...」ある人にそう言われた一言だけだった。
別に見返そうとか、目にものを見せようとか、そんな気持ちは全くなかった。
ただ漠然と、そうかと10年先を目指し進むことしか考えていなかった。

時に全うなルートで進めないのなら、迂回をしてもいい。
あるいはトンネルを掘ってでも進もうと思ったことすらある。
どんな手段でも超えなければならないのがこの10年だった。

勝手な僕の思い込みかもしれない、
そしてその価値や意味も今の僕にとってはどうでもいいことだ。
ただ10年継続できた、それだけで満足しているし、とても誇らしく良い気分だ。

自己満足...
でも何がいけない? 自分が満足できることが最高じゃないのか?
僕は人の縁に恵まれ、ここまでやってきた。
そんな僕に人は言う「運がいいね」と。
そう、「僕は運がいいんだよ!」と平気で返す(笑)

良運でも悪運もいいじゃないか、何もない人生よりは楽しくてエキサイティングだ。
そして僕の願いはただ一つ。
僕に関わった全ての人が、以前よりも例え少しでも幸せな気持ちになってくれたなら、
それで大満足だ。
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次の10年。
この10年を経験しているからどれだけ大変か、よく判っている。
でも敢えて今日僕は皆の前で宣言をした。
「ここからの10年も頑張ります!だから宜しくお願いします!」と。
まだまだ続く僕の旅路の果てには何が待っているのか?
それは僕の想像を絶するようなことかもしれない ...
でもきっとそれすらも楽しんで前に進めるような気がしている。

だから取り敢えず、「これまでの10年間ありがとう!」
そして「これからの10年もよろしく!」
仲間達よ覚悟はいいかな?(笑)
# by microparis | 2014-04-27 08:12 | F1
変化の先にあるものは...
変わったもの、変わりつつあるもの、変わりゆくべきもの。そして変わらないもの...
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2014年シーズンの開幕から4戦を終えてみて、
あらためてF1はF1だと思った。
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たとえ見かけが格好悪くても、エクゾーストから迫力が感じられなくても。
それでもやはりF1はF1だった...
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コックピットで集中力を高めるドライバー。
そのドライバーに最高のマシンを与えるべくギリギリまでガレージで、
汗とオイルにまみれているメカニック達。
僕が知っているかつてのF1と何も変わっていない。
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例えピットが綺麗になり、コンピューターが導入されようとも、
そこにいる人は以前と何ひとつ変わっていない...
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そして音が寂しくても、見かけが悪くても、燃費も良くラップタイムも速い。
そう、これでは文句のつけうようが無いではないか?(笑)
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もちろん、エンターテイメントとしてのF1のポジションを考えるならば、
もう少し「迫力」を「演出」すべき部分は必要かもしれない。
だが、そこに居る人間模様に惹かれ、写真を撮り続けている僕にとっては、
やはりF1はF1であった。。
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情熱を傾け続ける価値がそこにはある...
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# by microparis | 2014-04-23 23:04 | F1
感謝、感動そして未来へ!
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僕はずっと夢を見続けている。
50代後半に差し掛かった今でもまだたくさんの夢がある。
実現できた夢、もう少しで手が届きそうな夢、そして遙かな夢。
僕は欲張りなようで、本当にたくさんの夢を持ち続けている(笑)

でも夢ってなんなんだろうと時々思うことがある。
そして不思議なのは、どの夢も勝手に夢として浮かんでくるので、
特別に自分が夢をみようなどと意識をしたことはなかったことだ。
きっと誰もがそうだと思うのだけど、「コレを夢にしよう!」
なんて思うことはないものなんだろう。
自分の好きなこと、やりたいこと、その先にあるものが結果として「夢」なのかもしれない...
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昔、恩師に「自分が僅かな疑いもなく100%信じられたら、その夢は叶う」と言われたことがる。
でも1%の疑いもなく「できる」と言えることって、そんなに多くはない気がする。
思い起こせば何をする時も、いつも心の片隅に小さな疑問符がある気がするけど、
しかし時として「できる」と断言することでその疑問符が消えることがある。
その時の自分はとことん強くなれる、その強さは自分でも驚くほどだけど(笑)

僅かな疑いなく自分を信じ、そしてその為の努力を継続すること、
その繰り返しが夢に近づく唯一の手段なのかもしれない。

僕の一つの大きな「夢」でもあった「F1SCENE」の10周年。
何故10年かというと、創刊当時にある方に言われた「10年続けば本物」という一言、
その一言がトラウマのようにいつも頭の片隅にあった。
だから絶対に10年はやると決めていた。

だが現実は厳しく世の中の状況も悪く、決して簡単にはいかなかった。
昨年何とかその夢を達成できたのだが、それは僕の力だけでは不可能だった。
不思議な人との縁、素晴らしいパートナーや協力者に恵まれた結果だからだ。
ありがたい縁に恵まれ素晴らしい友人達にも巡り会え、
だから幾度となく折れそうになった心を保ち継続できた10年だった。

そして新たな節目に。
今の時代、赤字の本の出版を継続するなんて事業としてはあり得ない。
損得勘定をしたらできないことなのだが、自らが半生を過ごしてきたモータースポーツの世界、
その素晴らしさを伝える必要があると感じていること、そして「本」という存在を継続し継承していくこと。
この2つが僕にとって続ける意味になっている。
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多くの思いを込めた、記念すべき31冊目となる「F1SCENE 2013 YEAR BOOK ~Absolute King ~絶対王者」
フォトグラファーの熱き思いが込められたこの一冊、是非手に取って感じて欲しい。
スイッチオフで消えるデジタルやバーチャルではなく常にそこに実在する本として!

発行:ZEROBORDER
発行日:2014年3月11日
判型:330×250mm(変形B4版)
ページ数:144
価格:5400円(税込、送料無料)

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直販方法の説明が、自動返信メールにて送られてきます。
注:YAHOOやgooなど、フリーメールでは、自動返信メールが
  迷惑メールフォルダに、振り分けられることがあります。
  ご注意下さい。
# by microparis | 2014-04-17 22:54 | F1
微妙な空気...
先週は国内でメインスポンサーのCM撮りがあって、
残念ながら(?)F1GPの開幕戦はスキップ。
開幕戦をテレビ(しかも録画)で観戦(笑)
微妙な空気..._c0078779_15385657.jpg

しかしなんだろうね、あの音、
画面からもスピード感は感じないしね。
どうしたF1!という気分かな?
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昨年もマレーシアでつまらない事件があり、
全く「歓喜」の無い表彰台で嫌気がさした。
そして今年のマシン...
F1はF1らしさを醸し出さなくてはね。
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慣れとか時間の問題とかそんな言葉で誤摩化されたくはない。
世界で一番のレースだから追い続けてきたし、
時としてその迫力に圧倒されながらも、必死で迫力のある写真を生み出してきた。
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さて今年のマシンを目の前にして僕は、どんな気持ちになるのだろうか?
楽しみでもあり、不安でもある。
もしも本当にF1が嫌いになったら、どうしようか?
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それ以前にマレーシア行きが問題だ。
ちなみに今年はMHのフライトではないのだけどね...
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# by microparis | 2014-03-21 15:44 | Etc...
バレンタインデー、ゴルフとチンクエチェント
別にバレンタインデーを商業主義だなんて今更言う気は毛頭ない。
楽しめればそれでいいんじゃない?
義理だろうが本命だろうが、日本は平和だということだからね。
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もちろん、今何をすべきか、なんて堅い話をすれば何してるんだ!
という声もあがるかもしれない。
だけど人はどんな状況に置かれても楽しみは必要なんだよね、
例えそれがささやかであったとしても。
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逆に言えばそんな小さな楽しみで、とてつもない極限状態を切り抜けることもある。
そこには人の心や精神の不思議さを感じる...
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そしてどんな堅いことを言ってても、チョコレートをもらって喜ばない男子はいない(笑)
例えそれが義理でも、何でも関係なく思わずニンマリするのが男子だからね。
遠く離れている二人の女子から届いた今年のチョコレート、偶然とはいえ二人ともゴルフ絡み。
一体僕がどれだけゴルフ好きだと思われているんだろうか?(爆)
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でもありがとう!君たちの思いやりを感じた幸せな夜だった。
そしていつも側にいながらも、ちゃんとチョコレートをくれる相方にも改めて感謝。
# by microparis | 2014-02-19 00:41 | Etc...