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TOKYO 12/FEB/2007
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CANON EOS 1DSMk2+EF200mm/F1.8

バレンシアのF1テストの撮影を終え、無事日本に戻った翌日の話しです...
パリオフィスのTからメールが来ました。
内容はR社から電話があり、
「前回の写真がとても良かったので、
来週のバルセロナのテストにも行ってもらえないだろうか?」というものでした。
嬉しいことですが、でもだったら日本に戻らずにそのままパリに居たのに...
経費がもったいないですが、しかしそんなオーダーがあるのならばと、
早速航空券の手配を済ませ、次は宿の手配です。
ところが、ここで思わぬトラブルが...

実はテストと同じ時期にバルセロナで携帯電話の見本市があるのです。
なので、ネットからチェーンのホテルから全て探しましたが、
ほとんど空きは無く、またあっても1泊/1800ユーロ(!)とかです...
それも普段なら90ユーロのホテルが平気でこの値段です!
一体どうなってるの?

そんな事情もあり、今回のバルセロナ行きは見送りになりました。
半分残念ですが、半分はホッとしてます。
だって日本に戻って3日後にまたスペインに戻るなんて、
しかも宿無しではさすがの僕でもシンド過ぎますので。

そして日本で少しばかりゆったりした時間を過ごしていました。
そんなある日の事です...
相方は以前からティーカップやコーヒーカップを集めていました。
それは既に30脚ほどのコレクションなのですが、
ウェッジウッドをはじめ、ブランドの数々があります。
しかしそんな相方でも今だ手に入れていないカップがありました。

買い物に出かけた際に、幸か不幸か偶然出会ったこのカップ、
(この場合はどっちでしょうか?)
相方はそれこそジッと穴の開くほどカップを見つめ、
その前から動く気配は微塵もありません!
そして背中からはオーラが漂っています...(汗)
こんな時、僕はまるでヘビに睨まれたカエルのように絶体絶命のピンチです。
「そ、そんなに欲しいのなら、買、買おう!...」

ニンマリとした相方は満面の笑みで「ウン!」、
こんな明るくて嬉しそうな良い返事はある特定の現象の際によく現れます...
そしてそれは同時に僕のピンチでもあるのですが。(笑)

ともかく想像以上に安く手に入れたカップですが、
大切に家に持って帰ると、今度はそのカップ達を入れる器が欲しいな...と。
気がつけばネットでサイドボードを探しまくっている僕でした。(汗)

どれも今イチだな...そんな思いで覗いたあるアンティークのお店のHP、
ここで出会ってしまいました!
相手は1920年代のイギリス製のサイドボードです。

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CANON EOS 1DSMk2+EF200mm/F1.8

写真では判らないので、翌日お店に伺い現物を見ました。
店頭に他のものもあったのですが、やはり最初に見たものが一番!
ガラスにステンシルの模様の入ったこのサイドボードに僕らは一目惚れです。
そして今日、目出たく(?)購入した品物が届いたのです。
早速カップ達を入れた感じは、
これがまたなんともロマンチックで最高に素敵です!

僕のカメラのレンズには1930年代製のものもありますが、
このサイドボードは1920年代ともっと古いものです。
ですが、どちらも共に実用品として充分に使用に耐えるものです、
今、世の中に出回ってる多くのモノ、
これらが果たして80年後、100年後に生き残れるのでしょうか?

振り返って自身ですが、僕が後世に残せるものがあるのでしょうか?
もしあるとすればそれは「1枚の写真」なのかも知れません。
いつまでも記憶に残る写真、そんな写真をできる限り撮り続けたいと思います。
by microparis | 2007-02-12 16:35 | 写真
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