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「幸せ」あるいは「仕合わせ」...
昨年末から何故かオフシーズンはウエディングの撮影が続いた。
F1やモータースポーツのハードな日々から一転して、微笑ましい撮影なので、
本人的にも心から楽しみながら祝福を込めて撮影をしている。
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ふと時間が出来た時に、ここまで撮影をしてきた多くの結婚式を思い起こしてみた。
幸せそうな二人の笑顔、ご両親の涙。
確かに式そのものの流れはあまり変わらないかもしれないが、
でもそこには限られた時間と空間の中で、
精一杯の創意工夫や彼らの思いが込められていて、どれ一つとして同じ式はなかった。
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人生の節目を自分たちなりに創意工夫を凝らして、
多くの人に感謝と自分たちの決意や思いを伝えようという大切な舞台。
それを肌で感じるから僕も一生懸命になる...
だからどの式でも僕は自分に出来るベストを尽くしてきた。
それが新しい一歩を踏みだそうとしている彼らへのリスペクトでもあると思っているからだ。
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そんな披露宴の中で聞いた忘れがたい歌があった。
中島みゆきの「糸」だった。
最近あるテレビ番組の中で BGMとして再び流れたこの曲を聴いた僕はハッとした。
何この曲? 素晴らしい歌じゃない!
早速ネットで調べ曲を探し出すと聞いてみた。
「耳」じゃなくて「心」に直接入ってくるこの曲、
幾度も幾度も繰り返し聞くうちに知らずに涙が流れてきた...
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今更?なんて言われそうだがこの曲が発売された1992年当時は、
F1フォトグラファーとしてフランスをベースに世界各地を転戦していた時期で、
色々な意味でおそらく一番日本と距離があった時期だったと思う。
だから僕はリアルにこの曲を聴いていなかったのだ。
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そしてネットで検索して曲名を探し、CDを購入して曲を聴きながら、
歌詞を何気なく見ていると、あれっ?ふと気づいたのは、
その歌詞に使われていた文字であった。
「幸せ」ではなく「仕合わせ」...

何故「幸せ」じゃないのだろう。
だがこの「仕合わせ」には意味があった、それも素晴らしい意味が。
「異なる運命や道を重ね合わす」「異なる運命の巡り合わせ」
そう、「幸せ」はもっと大きな「仕合せ」の結果でもあり、
彼女はその歌で異なる運命を縦と横の糸として、
文字通りこの「糸」という曲を つむぎだしたのだった。
日本語の持つ響きや韻、改めて素晴らしいと思った。

そして改めて僕が撮影をしてきた彼ら、彼女達が「仕合わせ」な出会いをして、
「幸せ」であることをここ心から願うのであった。
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ようやく2014年シーズンのスタートを切ろうかなというこの時期。
色々と思い悩む季節でもあり、複雑な心境でもある。
そして相方とこの曲を聴きながら僕なりの解釈をした「仕合わせ」は...
「相手に仕え合うこと ...」
ん? 「相手に仕える... 」 もしかしてこれって俺の日常じゃない?(爆)
by microparis | 2014-02-13 15:53 | Etc... | Comments(0)
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