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SAO PAULO...BRASIL
ブラジルに入って既に4日目、シンガポール以来の更新になる。
日本を挟んで忙しさがピークに達し、ブログを更新する余裕すら無くなっている自分を反省。
一生懸命やりながらも、心のどこかに余裕を持たなければいけないよね。

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CANON 1DsMKIII + EF16~35mm/F2.8

そのサンパウロだが、今朝は南国らしい鳥のさえずりで目が覚めた。
何と平穏で幸せな目覚めだろうか?おまけに素晴らしい天気だ!
ブラジルというと天気が良く暑いイメージだが、
実はこの季節は夏になる前という時期でもあり寒かったり、微妙な天候が続く。
だからブラジルの過去の写真を見直しても、
真っ暗だったり、雨だったりと意外とキレイな晴れている写真が少ない。

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CANON 1DsMKIII + EF16~35mm/F2.8

そんな久しぶりの好天、朝から今日は何か良いことが起きる予感がしていたのだが...
空いている道を快適に飛ばし、気分良くサーキットに到着した僕を待ち受けていたのは、
何ともやるせない幾つかのニュースであった。

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CANON 1DsMKIII + EF16~35mm/F2.8

もちろん武装集団がバトンを襲撃したというのは驚きだが、
バトンの乗っていた車が装甲車両だということにも感心した。
しかしもっと身近で哀しい話題があった。
昨晩、このフォトグラファーズ・ルーム内で望遠レンズが2本盗まれた。
当事者は友人のフランス人フォトグラファー2名だが、
決勝を控え大事な道具を盗まれた心境を自らに置き換えると、
腹立たしさを超え憎しみさえ沸いてくる...

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CANON 1DsMKIII + EF16~35mm/F2.8

彼らには今日のこの晴天さえも恨めしく思えることだろう。
過去にイタリアのホテルの部屋で機材の盗難にあった経験のある僕だから、
彼らの心境は痛いほど良く解る。
僕の場合はレース終了後のことだったが、
彼らはこれから戦いに挑まなければならないのだ。
保険に入っているとかいないとか、金銭の問題ではない、
自分の戦いの武器を奪われて、それでも今日のレースに挑まなければならないのだから...

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CANON 1DsMKIII + EF16~35mm/F2.8

今回の盗難事件には伏線がいくつもある。
昨日のパドックでテレビ局のクルーが高価なテレビカメラを盗まれていたし、
それ以外にも毎年機材の盗難が横行しているのだ。
残念でとても哀しいことだが、このブラジルでは「人を見たら泥棒と思え」という格言に従うべきか。
何よりもこんな劣悪な環境でグランプリを平然と開催していること自体が問題ではあるのだが...
全てブラジルだから...の一言で片付けていいものだろうか?

撮影に出掛ける際にはコンピュータも何もかも全て、デスクの上を綺麗に片付けて行くしかない。
だがこれでは何の為のプレスルームなのか解らない...
そしてこんな最悪の環境のグランプリに平常心で挑むのは難しい。
むしろ無事に撮影を終えるだけでもブラジルGPの取材は優秀といえるかもしれない。

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CANON 1DsMKIII + EF70〜200mm/F2.8II

底抜けに明るいパウリスタ、普通の人々がフレンドリーで優しいだけに、
一部の人間が引き起こす今回のような事件が残念でならない。

全てのフォトグラファーが無事に撮影を終えて帰国の途につくことを心から願わずにはいられない...
by microparis | 2010-11-07 23:32 | 写真 | Comments(3)