カテゴリ:F1( 18 )
Party is over 2016
今年の最終戦の地、アブダビでドライバーズ・タイトルがN・ロズベルグのチャンピオンで決まった。
もちろんシーズンを通して頑張ったからのタイトルだと思う。
でも僕はどちらかといえば絶対王者のように圧倒的に強い孤高のチャンピオン・タイプが好きだから、
実は密かにルイスの逆転チャンピオンを期待していた。
せめてニコが最終戦を勝ってタイトルを決めてくれたなら、
僕の彼に対する評価も変わったかもしれないのだが...
c0078779_3485848.jpg

そしてまさかこんな瞬間に出会うとは...
それはマシンがグリッドに向かう15分ほど前のことだった。
数え切れないほどのテレビカメラやメディアが群れをなすかのように集まっているメルセデスのピット前。
その一番慌ただしい時に、何故かその瞬間だけ僕の目の前に空間が開き、メカニックの姿も消えた!
この写真を自分で見てもスタート前の一番忙しい瞬間には見えない。
思わずシャッターを切った、2カットで人が入ってきた。
でも満足できる一枚が撮れた。
そしてルイスの逆転タイトルを予感したのだが...

残念。でもこれで来年がまた楽しみになってきた。
マシンも変わり、レギュレーションの変更もあり、どんな勢力図になるのか?
今年の冬のテストは見逃せないかもしれない。

長いシーズンが終わった。国内レースも既に終えているので、
これで今シーズンのレースの撮影は終了だ。
気がつけば暦はもうすぐ12月、時間の流れがドンドン早くなるように感じる。
若い頃には無限に続くと思われた時間が足りないと感じる今日この頃、
来年は色々とアニバーサリー・イヤーなので何か企画しようと思っている。
そのためにもこのオフシーズンを頑張らねば。
c0078779_3504879.jpg



2016年11月27日 アブダビ・ヤスマリーナサーキットにて。
by MICROPARIS | 2016-11-28 03:51 | F1 | Comments(9)
ちょっとだけ自慢したい気分! F1SCENEのヒストリー
F1SCENEの歴史はTeam ZEROBORDER、そして大袈裟でなく僕の歴史の一部でもある。
c0078779_0103989.jpg

2004年にパリの6区、Rue de Seineのオフィスを拠点にして始まったF1SCENE、
そのコンセプトは「写真だけが真実を語る」というシンプルだが写真の力を要求されるテーマでもあった。
そして写真の持つ魅力を大切にかつ効果的に生かすために、大判サイズでハードカバー、
年間4冊というスタイルでスタートをした。
c0078779_010584.jpg

こんな豪華な本を年間4冊も出すなんて...
無謀かとも思えたが、ともかく僕はやってみたかった。
誰も考えないようなことかもしれないし、出版の世界では非常識だったかもしれない。
それでも諦めきれずに、何とか体制を整え本の制作、出版が始まった。
そして無我夢中で走り出した僕を止めることは、もう誰にもできなかった(笑)
c0078779_0114749.jpg

フランス、ドイツを始めヨーロッパを中心に、北米、そして同時に日本でも販売を開始した。
F1SCENEは世界をターゲットにF1グランプリの持つ魅力をアートとして捉え表現し、
F1の世界だけではなくデザインやアートの世界でも次第に評価されるようになっていった。
c0078779_0122762.jpg

当時はホンダやブリヂストンを始め多くの日本企業がF1の世界に関わっていた。
いい時代だったと言ってしまえばそれで終わりだが、誰もがF1に夢を持って向き合っている、
そんな時代だった。
c0078779_0131310.jpg

やがて日本とF1の関係が次第に希薄になり、撤退する企業が増え、
もはや日本はF1にとって何が何でも欠かせない、そう言われた時代とは変わってしまっていた。
もちろんF1にも責任はある。自分達の最大の魅力を失いかけていることに気づかず、
誤った方向に進んでいたのも事実だし、ファンよりもスポンサーに向き合っていても
誰も不思議に思っていなかった。
c0078779_0165396.jpg

誰がF1にパワーの規制やスピードの抑制を望むだろうか?
エンジン回転数の制限?誰もが自分の耳を疑った。
イヤープラグはF1には欠かせないアイテムだったし、
シルエットも含め迫力という最大の魅力を捨ててしまったF1には、
もはや惹かれるものは無いとさえ感じたほどだ。
c0078779_0313080.jpg

しかし必死の形相でコーナーを攻めるドライバーや油にまみれて徹夜で作業をして、
明らかに寝不足で、無精ヒゲを伸ばしていても晴れやかな顔でいるメカニック達を見ていると、
30年前の光景が僕の脳裏に蘇ってくる。
それは僕が初めて行った1987年の開幕戦のブラジルGPのピットの光景だ。
どんなにハイテク化が進もうと、実際に作業をするのは人であり機械ではない。
あの頃と何も変わっていない光景がそこにはあった。
もう一度F1を見直してみるか...そんなきっかけを与えてくれたのはマシンではなく、
ドライバーでありメカニック達であった。
c0078779_01431100.jpg

究極のレースだから、Formula Oneだから、だからこそ拘る。
ワンメイクのレースでドライバーの技量を競うのもいいだろう、
でも僕は大人の男が世界中から集まり、必死になって1/1000秒を削ることに全てを賭けている、
そして勝てば子供のように無邪気に喜び、時には悔しさに涙を流す、
そんなグランプリの世界がたまらなく好きだ。
c0078779_0152792.jpg

今年、F1SCENEは12年目のシーズンを迎えている。
僕の想いの全てを込めたこの「本」を続けて来られたのは多くの友人やパートナーのおかげである。
今、そのF1SCENEの歴史ともいえるバックナンバーをオンラインストアで販売することにした。
2011年からはイヤーブックとして出しているが、かつて年間4冊をハードカバーで出していた、
その挑戦の記録を一人でも多くの方に見てもらいたと思うからだ。
自分で言うのも何だが、スラリと並んだバックナンバーを見ていると、
誇らしく、少しだけ自慢したい気分になった(笑)
もしも気になる一冊があれば是非取り寄せて手にとってほしいと思う。
決して後悔はさせない!
c0078779_0154416.jpg

最後に地道で大変な編集作業をこなしてくれた相方に感謝!
As always, thank you for your suport!

F1SCENE ONLINE STOREこちらから。
by MICROPARIS | 2016-09-07 00:00 | F1 | Comments(2)
1994年5月1日
イタリア、イモラ。
何故か僕がホテルで機材一式を盗まれた、いい思い出の少ない場所だ。
c0078779_3471157.jpg

そしてやはりいつになっても特別な日に違いはない。
あの日、あの時、僕はその場所にいた...

どうしても忌まわしい週末だったと、その一言で片付けるわけにはいかない。
それから10年後に写真集を出し、サンパウロへ墓参もした。
c0078779_3473538.jpg

でも今でも不思議だ。
あのセナが、そんなはずはない...

彼とファインダー越しに対峙した一枚がある。
不思議と周りには僕しかカメラマンがおらず、
セッション後にピットから出てきた彼と偶然出くわしたのだが、
彼は僕のカメラから目を逸らそうとはしない...
c0078779_353166.jpg

ならばこちらも逸らすわけにはいかない。
だが悲しいかな当時は36カットのフィルム時代...
僕はシャッターを押し続け、やがてワインダーの巻き戻しが始まった。
その瞬間、セナがニヤリと悪ガキのような笑顔で僕の前から去った...
その瞬間、何故か負けたと思った。
でもどうしてか悔しさはなく、僕もファインダーから目を外し笑っていた。
c0078779_3553963.jpg

56歳の彼はどんなだろうか?ふと想像をする。
腹も出て頭も薄くなり...(笑)
現実の僕は歳を重ねて老いていくが、イメージの中の彼はそのまま。
なんか狡い気もする。そして不思議な気分だ。

Adeus Ayrton!
by MICROPARIS | 2016-05-01 03:59 | F1 | Comments(3)
そもそもの僕にとっての旅とは...今週は中国GP! (Part 2)
5泊6日は余裕の日程なんて書いたけど、それは前回の過激な旅があったからで、
結局、今回もサーキットとホテル、空港、以上!そんな面白さには欠ける旅となってしまった。
僕の思う旅の要素が欠落した今回の上海行きは僕にとっては旅じゃない。
もちろん旅の醍醐味のハプニングは出足のフライトで既に経験しているが(笑)
でもこれじゃあ日本で鈴鹿や富士に行くのと同じで、仕事で撮影に来てるだけ…
c0078779_12534175.jpg

これってどうなんだろう?上海から羽田までの2時間少々のフライトの機内で考えた。
僕がF1を撮影する大きな理由の一つは僕の「一番が好き」、そしてもう一つは「世界を転戦できる」から。
だから前回とか今回のような余裕のない旅は本来の僕のスタイルではない。
c0078779_12542517.jpg

そもそも、最初に僕がヨーロッパに住んだ経緯はというと…
1987年からF1に通いだして数年が過ぎた頃だった。
イギリス人の著名なジャーナリストにこんなことを言われた。
メディアのラウンジで休憩している時だった、
仕事で顔見知りになっていたイギリス人ジャーナリストのM氏が、「君は日本から毎戦通ってるのかい?」と聞いてきた。
c0078779_12565151.jpg

僕はそうだと答えると、次に彼はこんなことを言った。
「君はサーキットとホテル、そして空港しか見てないだろう?」
この一言は当時の僕には結構ショッキングだったが、確かに言われてみれば当時は全16戦、
鈴鹿以外は全てフライアウェイで日本から通っていた。
c0078779_12584990.jpg

ちょっと悔しかったけど、ぐうの音も出ないとはまさにこのことだった。
確かに水曜日の夕方に現地入りして木曜日から日曜日はサーキットにいる、
そして月曜日の早朝には現地を出る…
続けて彼が「そんなんじゃF1なんて判らないよ」そして「もったいない」と言った。
c0078779_1301050.jpg

その瞬間、僕の中で何かがはじけた。
そうだヨーロッパに住もう!F1はヨーロッパのものだから、
F1を理解するにはヨーロッパの文化に触れなくては...嘘のようは始まり方だが本当の話(笑)
そして僕はヨーロッパの地図を広げ、各地で行われるGPをチェックした。
スイスかパリか?ヨーロッパの中心で何処へでも車で行くならば...
僕の選択肢はどう考えてもパリだった。(理由はそのうちに...)
そして、パリをベースとしてF1を追いかける決断をしアパート探しを始めた。
c0078779_12575974.jpg

パリの不動産屋を何軒も回り、また良さげな場所に「Louer 」の看板があると電話番号を控えていった。
そして市内に程近く凱旋門も見えるラ・デフォンスに最初のアパルトマンを探しもとめた。
しかし、フリーのカメラマンに保証人もなく部屋を貸してくれる大家は、当たり前だがそうはいない。
何軒目かの不動産屋で何の写真を撮ってるんだ?と聞かれ、F1の写真を撮ってると言って、
自分の写真集を見せた。もちろんそこには僕の名前があるので、彼は一瞬驚いたような表情をした後に、
「分かった、俺に任せろ!」といきなり笑顔になった。
c0078779_1312120.jpg

どうするんだ?不安で一杯の僕をよそに彼は電話をかけた。
そしてしばらく話をしているとやがて電話を切り、
「オーケーだよ!ムッシュ!」と言ってきた。オーケー?何が?
「俺の知り合いがアパートを持っていて、お前の話をしたら保証人無しでも貸してくれるとさ」
そしてこう続けた。「ただし、お前の写真集を俺とオーナーにプレゼントすることが条件だぞ!」
この時に文化の違いというか、日本の感覚ではありえない事を身を以て体験したのだ。
しかし写真集を担保に保証人なしでアパートを借りるって…今思っても凄すぎる。
フランスはアートに寛大だなんてよく聞くけど、本当だった。
c0078779_132580.jpg

そしてよく話を聞けば、不動産屋もオーナーもF1の大ファンで、
今でこそルノーしか関わりがないように見えるが、
当時はプロストもいたし、フランスもF1の中心にいた。
単純に運が良かっただけかもしれない。
それでも僕はヨーロッパへの第一歩を踏み出した...
by MICROPARIS | 2016-04-19 13:13 | F1 | Comments(2)
excite! いえ普通ですが...今週は中国GP(Part 1)
既に終わってしまった中国GPだけど、諸般の事情で中国からは更新ができず。
なので今更だが、今週は中国GP!(Part 1)
c0078779_2234862.jpg

いつもネット環境で揉めるサーキット(国)なので期待はしてないが。
結局想像通りというか、案の定中国からは相変わらず規制がかかり、FBも僕のブログもNG。
僕が使用しているポータルサイトの「エキサイト」という名称がどうやら問題なようだが(笑)
まあいくら規制しても、それをかい潜るのが人の好奇心、
どんなに規制しようとしてもそれは抑えられない。
過去の歴史を見ても明らかなんだから、つまらない規制なんてさっさと緩和するべきだと思う。
c0078779_2244678.jpg

5泊6日。前回のバーレーンが結果的に3泊7日の弾丸トラベラー状態だったので(笑)
今回はごく普通に5泊6日と、余裕の日程(?)での撮影旅行という感じにしてみた。
時差も1時間だし、フライトも3時間程度なので至って快適な撮影行になるだろうと。
c0078779_2251721.jpg

しかし、いきなり出発点の羽田空港でトラブル発生!
上海の空港が天候不良の為、しばらく飛べないとのインフォメーションが。
しかもなんとボーディングの直後に…
だったら乗せなきゃいいのに、と思ったが仕方ないので、
ノイズキャンセラー機能の付いた愛用のヘッドホンをして寝て待つことに。
c0078779_2254914.jpg

1時間ぐらいは経過しただろうか、朝が早かったので気持ちよく寝ていると、
トントンと肩が叩かれた。
目を開けるとキャビンアテンダントが食事はどっちにしますか?と立っている。
えっ?もう飛んだんだ!と瞬間的に思うったが、それにしては静かすぎる…
c0078779_2262177.jpg

寝る前に、機体がエプロンから離れるアクションは知っていたが、
すかさずヘッドホンを外してみるが、状況は変わらずやはり静かだ。
なんと機体はそのままエプロンから離れた状況で止まっていた。
まだ地上にいるので、僕を羽田まで送ってくれた相方の帰路の渋滞が気になり電話をしてみると、
既に自宅にいるではないか!そんなバカな〜
c0078779_227551.jpg

そしてなんと過去500回以上のフライトでも、初の経験となる地上での機内食となった(笑)
それも離陸をする前に...これって新幹線が東京駅を出発する前に食べる駅弁みたいじゃないか?
複雑な気分で目の前に出された機内食だが、直前に羽田空港で朝ご飯を食べていたので、
食欲もわかず、ほとんど手を付けない状態だった。

う〜ん今回の旅も簡単には行かなそうな予感が...
by MICROPARIS | 2016-04-18 22:15 | F1 | Comments(0)
Enjoy your life
c0078779_7531538.jpg

恒例の国内レースの冠スポンサーのCM撮影で、
ここ数年F1GP開幕戦のオーストラリアには参戦してない…
だかな今年はバーレーンが僕にとって実質の開幕戦となる。
c0078779_831398.jpg

しかし今回は何を血迷ったか、Sカメのツアーに乗ってしまった…
以前からLCC以下かもと言われているコストの安さだが(笑)
今回のバーレーン行きは何と「3泊6日」だって!
なんか変だ計算が合わない〜
c0078779_756084.jpg

ちなみにどんな行程か。
水曜の22時過ぎに成田を出て、ドーハ経由で木曜の早朝にバーレーンに到着。
機内泊というやつだ。
到着後そのままサーキットに直行して翌日からの撮影に備える。
そしてこの日はホテルのベッドで就寝、爆睡。
c0078779_7543720.jpg

翌日、金曜日はフリー走行の撮影をしてこの日もホテル泊。
そして土曜日はフリー走行、予選と撮影してホテル泊。
さあ、問題はここから…
c0078779_814174.jpg

日曜日、決勝レースを終えてルーティーンの作業を終えると、
何とそのまま空港へ!
日付の変わった午前3時過ぎにバーレーンを出発、ドーハ経由で22時45分に羽田へ。
これで3泊6日の旅は完了。(もしもフライトが遅れでもしたら3泊7日になるかも...)
20代ならいざ知らず、還暦を目前に控えてよもやこんな旅をするとは夢にも思っていなかった。
でも案外この環境を楽しんでいる自分がそこにいることも改めて気づいた。
c0078779_75909.jpg

思いかえせば最初のグランプリのシーズンは車で寝泊まりして、車移動でヨーロッパを駆けまわっていた。
1日で1500キロとか平気で移動していたし、最終的にそのシーズンはオートバイのGPの撮影もして、
毎週どこかの国のサーキットにいた。借りた車の総走行距離は半年足らずで6万キロ超!
飛行機に乗るお金がもったいなくて(というより予算がなかった)ホテルも高くて当時の僕には週に一泊するのが精一杯。
ヨーロッパのホテルは日曜日は安くなるところが多く、普段はサーキットのシャワーだけど、
この日ばかりはお風呂と洗濯三昧!
c0078779_80649.jpg

サンドイッチと水と車(といってもキャンパーの類ではなく背の低いセダンベースのワゴンだったけど)
ブルーシートを車内に張って、高速道路のパーキングで寝泊まりしていた。
ちなみにこのシーズンの総予算は150万円…今思えば怖いもの知らず。若かったんだね〜
でもこれが僕のグランプリ・フォトグラファーとしての出発点。
美味しいご飯とお風呂は夢見たけど、本当に辛くなかったし、毎日が楽しかった。
c0078779_756589.jpg

今回、この過酷な旅で僕は自分の原点を思い出した。
いつの頃から全戦ビジネスクラスで通うようにになり、ホテルも星が付くようになった…
いつしか贅沢に慣れ、文句も言うようになっていた。
c0078779_758821.jpg

大切なモノは何か?
年を重ねるごとに忘れかけていたことを思い出させてくれた今回の旅。
エンディングはまだだけど、確実に楽しんでることは間違いない。
始めの一歩を思い出せれば、まだ山を越え、谷を渡ることもできる。
やっぱり今こそ出発点、楽しく愉快に行こうじゃないの!

追記:自宅に帰りついたら午前0時を回っていて、最終的に3泊7日になりました!(笑)
by MICROPARIS | 2016-04-04 08:09 | F1 | Comments(4)
F1SCENE YEAR BOOK 2015 EDITION Towards a Top〜頂点を目指して〜
c0078779_2335531.jpg

12年。一言で言えば大したこと無いように聞こえるが、
生まれた子供が小学6年生になり、
干支が一回りしてしまうのだから、それなりの時間だと僕は思う。
c0078779_23145847.jpg

F1SCENEの創刊当初の目標は10年の継続だった。
そしてその当初の目標の10周年は既に達成しているのだが…
今は新たに20周年を目指して奮闘している。
c0078779_23155249.jpg

正直に言えば限られた世界の類稀な本だと、自分でも理解はしている。
だから爆発的に売れることもなく、淡々と地道に販売していく他はない。
書店流通を考えると手数料があまりに高く、制作費まで圧迫しかねない。
c0078779_2317356.jpg

広告や宣伝などコストを省き、でも印刷と紙には人一倍こだわり続け、
あえて大判サイズで出し続ける。これは僕の我が儘以外の何ものでもない。
でも、だから「Towards a Top〜頂点を目指して〜」なのである。
c0078779_23195038.jpg

2004年に「写真だけが真実を語る」「ヨーロッパの文化と日本の感性の融合」を合言葉に、
フランス、パリの6区にあるオフィスから発信された「F1SCENE」Vol.1。
そこに込めた思いと、願いは今も何一つ変わっていない。

ありていだが「継続は力なり」を地でいってるようで、僕らしくなく(笑)ちょっと恥ずかしい気分もする。
そしてF1グランプリも過渡期に差し掛かっているのは明らかだ。
本当に微力だけど、僕にできることは「写真」の力を借りて感動をお届けすることだと自負している。
この素晴らしくも、とんでもない競技の為に何ができるのか?今こそ考える時だろう。

こんな僕に共感してくれる人がいるならば、是非「F1SCENE」を手にとって、紙の重みと匂いを感じて、
ページを繰る喜びを味わってほしい。

本誌の最新刊、F1SCENE 2015 YEAR BOOK~Towards a Top~頂点を目指して
バックナンバーを購入をご希望される方はこちらから。
by MICROPARIS | 2016-03-22 23:30 | F1 | Comments(0)
Party is over...
c0078779_21184417.jpg

2015年の締めくくり、僕の撮影する全てのレースの最終戦。
アブダビの地で今年も一年を無事終えることができた。
毎年のことだが、ホッとする気持ちと、どこか寂しいような感覚が存在する。
c0078779_21205476.jpg

そして今年は自分の思いを表現し伝えることができたのだろうか?
これも毎年のことだが、自問自答する。
思うような写真が撮れることもあれば、全く納得できないこともある、
そして結果的にいつも満足できない自分がそこにはいるわけで...
でも、だからまたサーキットへと足を運んでしまうんだろう(笑)
c0078779_21224148.jpg

言い換えれば現状に満足した時点で進化は止まる。
そう考えれば良いのかもしれない。
僕のゴールは今は見えていないし、どこにあるのか見当もつかない...
だから立ち止まることなく前に進む。
感性の赴くままに、自分の判断を信じて方向を定める。
今までそうだったように、これからも同じように生きていく。
c0078779_21234685.jpg

この2015年が自分の人生の中でどんな年だったか?
今はそれを考えるのは止そう。そう、もう少し後でいい、
何故ならきっと良い年だったと思えるような気がするからだ。
c0078779_21271763.jpg

2015年シーズンも僕を応援してくれた多くの方に感謝の気持ちを込めて!
Abu Dhabi Yas Marina Circuit にて。
c0078779_21253824.jpg

by MICROPARIS | 2015-11-30 21:36 | F1 | Comments(4)
日本グランプリを終えて...
c0078779_0185175.jpg

毎年感じていたのだが、年に一度のホームでのグランプリ...
グランプリを追いかけていると1/20のグランプリに過ぎないんだけど、
それでも構えたり、意気込んだり、空回りしたり(笑)することが多かった。
c0078779_0192123.jpg

多かったというのは、最近は普通に日本GPを迎えられるようになったからだ。
でも逆にホームでグランプリを迎える他の方達と温度差がある気がして、
どことなく一人盛り上がれない自分がいたりする。
そんなに深く考えることは無いのかもしれないが、
自分の中でのF1グランプリのポジションが変化してきたのかもしれない。
c0078779_0195332.jpg

意味のわからないレギュレーションの変更や、見た目の格好悪さ、体感できない迫力、
どうしてF1が横並びにならなくちゃいけないのか?
GP2やGP3の延長だから?
c0078779_0202021.jpg

そんなF1は残念だけど僕には魅力的とはいえない。
もちろん写真を撮りたいと思うドライバーやロケーションは多くあるが、
一番肝心な「迫力」がスポイルされているように思えてしょうがない。
c0078779_0204687.jpg

そう、コースアウトしても戻れるサーキットに何の魅力があるのだろうか?
本来ならコースアウト=リタイアが当たり前で、
そのギリギリのところでバトルがあるから凄い!と思ったり、
時には呆れたり、感動したりしたんだよね。
c0078779_0211481.jpg

そもそも道具の性能に左右される競技だから、
マシンの優劣によって結果が決まる部分が多いのは事実。
だからシーズン中でも自由に開発をさせ、テストも好きなだけやらせたらいい。
お金がかかる?じゃあF1やめてGP2に行けば?それだけのこと。
c0078779_0213340.jpg

そして日本人ドライバーがいない今の状況では盛り上がりに欠けても仕方ない。
日本の自動車メーカーとしてせっかく作った階段を、自分達の都合とはいえ、いとも簡単に取り外す。
そういえば最近は国内のドライバーから夢はF1ドライバーというフレーズを聞かなくなった。
c0078779_0215599.jpg

やはりF1とは何か、どんな存在なのか?みんなで考え直さないと、
このカテゴリーに未来はないのかもしれない…
c0078779_0221394.jpg

by MICROPARIS | 2015-10-01 00:26 | F1 | Comments(2)
F1SCENE YEAR BOOK 2014 EDITION 発売開始!
本日、F1SCENE YEAR BOOK 2014 EDITIONが、
F1SCENE オフィシャルサイトより先行発売されました。
c0078779_22361638.jpg

F1SCENE YEAR BOOK 2014 EDITION
Pride of Silver〜新たなる伝説の誕生〜
c0078779_22371439.jpg

2014年シーズン圧倒的な強さを見せたメルセデス・パワー、
そしてチームメイト同士の熾烈なチャンピオンシップ争い...
新レギュレーション下での新生FIA Formula World Championship、
その全ての感動が今ここに蘇る。
c0078779_22413282.jpg

紙という媒体に拘り、本の持つ質感を大切に。
11年目の刊行となる今年、
「写真だけが真実を語る」という我々のコンセプトは変わることなく、
今号でも表現されていると思う。
実際に手に取り、ページを繰る喜びを感じて欲しい。
過ぎ去った、だがまだ記憶に新しい昨シーズンを思い出し、
そして来る2015年シーズンに臨むためにも。

発行:ZEROBORDER
発行日:2015年01月21日
判型:238×325mm(変形B4版)
ソフトカバー オールカラー
ページ数:144
価格:5,000円(税別)
発行部数:3,000部
販売国:日本

購入方法
1.直販(著者のサイン等ご希望がある場合はこちらまでメールを頂ければ折り返しご案内をいたします)
order@f1scene.com

2.クレジットカード決済、コンビニ決済での購入はこちら
F1SCENE YEAR BOOK 2014 EDITION


*なお、著者のサインなどのご希望がある場合には直販でのご購入限定となりますのでご注意ください
by MICROPARIS | 2015-01-21 22:41 | F1 | Comments(6)